受験が終わった。昨日が前期の受験日だったのだ。正確に言うとまだ中期が終わっていないが、前期が駄目ならもう中期に受かろうが関係ないんじゃないかというほど前期に打ち込んでいたので、いまはどうも空気が抜けてしまったような。いや、それでは共通テスト後の感覚とそう違わないことになってしまうのでそれは正しくない。なんというか、そもそも今までに空気が、抜けたり詰めたりしていた対象の「入れ物」ごと消え去ったようなまっさらな気分だ。だから事前に予想していた、内臓すべてに軽い気体が入ったような浮かれた気持ちでもなく、何をすればよいのかわからないと言った漠然とした不安感でもない。身も骨もすべて玻璃の如く透明になったような「空」だ。それをなんとか埋めるように、ずっと描きたかった絵を描いたり散歩したりしたが、どうもなんだか上滑りしていくような気がする。今までの自分は幸不幸のアップダウンが小さい人間だと考えていたが、さらにその傾向がひどくなった気がする。上振れることが全く無い。困る。寝て治るだろうか。とにかくやるべきことはやらねばと思う。
